内政(領地)
領地の開発に関するページです。全国マップでの開発は内政(全国)を確認してください。
- 基礎情報
- 区画数
- 領主屋敷
- 満足度と施設レベル
- 人口と進出
- 兵力
- 練度
- 内政値と収入
- 城代以降のおける領地の扱い
- 生産施設と特化施設の組み合わせ
- 2区画での比較
- 3区画での比較
- 4区画での比較
- おすすめの複合施設
- 領地の大きさとその目標数
- 平野部
- 盆地
- 山岳部
- コメント
家臣でゲームを開始すると、所属城の近く(地名は近くの要所からランダム)という設定の領地を与えられる。ここにさまざまな施設を、周囲との連携などを考慮しながら建設していく。いわゆる箱庭内政。なお、開始時に城代以上の地位だと領地を与えられず、城下の区画のみで内政を行う。
領地で入手できる兵糧・金銭・木材・金属および最大兵士数は城代以後にも産出する上、特化すれば城数個分の収入があるため、特に城代から成り上がるのに大きな助けになる。
(ただし兵種および一部特化区画の効果(人口増など)はその領地に限定され、城代以後は城下町の区画を参照するようになるため利用できなくなる。)
なお、領地の内政途上で城代・城主になると、内政(全国)と内政(領地)を同時に行うことになるが、2016年4月現在、プレーヤー武将は城下の内政を行った後に領地の内政も行えるが、逆だと行えないというバグがある。
基礎情報
区画数
もらえる領地の最大区画数は、その土地のタイプによる。土地のタイプは3種類あり、それぞれ区画数がかなり違う。
また平野タイプ以外には段差や山岳などがあり、灌漑で水が曳ける場所にも関係する。
領地の区画タイプと資源は配属先およびその周囲の産出資源の影響を受け、特に名所・温泉・鉱脈はその影響を強く受ける。
例えば畿内~播州だと山が少ないため鉱脈はほとんど発生しないが名所が発生しやすく、名所発生からの宿場連打で人口を増やしやすい。一方信濃~飛騨では名所は発生しないが温泉・鉱脈が発生しやすく、運が良ければ兵力・木産・鉄産をバランスよく伸ばすことができる。
余談だが、この関係で山も名所もある駿河国や伊勢国で拝領すると面白い立地を引くことがある。また山城国は鉱脈以外の全資源が湧く上に他の国よりも(おそらく)各種資源とりわけ名所が湧きやすい。
区画タイプ | 区画数 | 概要 |
---|---|---|
平野 | 108 | 縦に川が流れ枝分かれ。開拓区画数が少なく総区画数が多い・右下の一部のみ灌漑不可。領主屋敷および初期の森林・砂鉄が水田の邪魔をすることも。 区画数は最も多いが川や資源が領土に絡み合っているため開発パズルの難易度は最も高い。 |
盆地 | 98 | 横一本に川。水源が出ない限り上半分は灌漑できないが、歪な区画が少ないため石高と兵舎のメリハリをつけやすいとも言える。 区画数こそ普通だが地域数とのバランスが良く、資源の位置で困ることも少なく初心者向けとも言える。 |
山岳 | 82 | 逆L字型の川と段差と山。開拓区画数が多く総区画数が少なく、その上細長く非常に扱いづらい。 またそもそも段差と山で水路をつなぐことが出来ず特化施設の隣接効果も与えにくい…と開発難易度の割に旨味がない。 |
領主屋敷
開始時点での領主屋敷の場所はランダム。ただし、資源である森と砂鉄の資源だけは必ず一つ用意される。
位置はランダムな為、森と砂鉄の資源がそばに重複し、それぞれを開発できる区画が1~2ヶ所ということも。
特に鉄は刀蔵に鉄砲鍛冶にと軍備の要でもあるので、配置が難しかったらリスタートするのもよい。
領主屋敷周辺の区画は、武芸値が高くなる。拡張が進むとイベントにより領主館になり、治安も上昇するようになる。
この拡張イベントは領主屋敷にポップアップする大名の連続クエストの最後に当たるものだが、城代以上になるとこの連続クエストが終了する、つまり二度と拡張できなくなるので注意。結婚の件もあり、あまりに早く昇進の沙汰があったら一度断るのも手。
満足度と施設レベル
どの生産施設も、建設直後は満足度100の状態であり、時間経過とともに上昇していく。満足度が100増加するごとに施設レベルが上昇し、満足度の最大値は600。つまり、施設レベルは6まで上昇する。施設レベルが上昇すると、生産量も増加する。レベルと生産量の関係は以下の通り。
施設レベル | 満足度 | 生産量 |
---|---|---|
Lv.1 | 100 | 100% |
Lv.2 | 200 | 150% |
Lv.3 | 300 | 225% |
Lv.4 | 400 | 325% |
Lv.5 | 500 | 450% |
Lv.6 | 600 | 600% |
ただし、どの施設もLv.6まで上昇するわけではない。満足度は治水・娯楽・往来・治安・武芸・信仰、6項目の合計値まで上昇する。施設レベルを上げるには、これらを増加させる必要がある。
6項目を増加させる要因は以下の通り。
- 領地の各区画の基本初期値は治水50~100・娯楽50・往来50・治安50・武芸50・信仰50
- 初期値がすべて50以上の区画は水田、商人町、武家町どれもLV6にしやすい。逆に言うと25があると該当する区画をLV6にするのは難しい
- 道隣は往来が25高く、所により治安が25低い。初期値は治水50・娯楽50・往来75・治安25~50・武芸50・信仰50。
- 商人町向きの区画だが治安が25の場合は能楽堂と交易所でも商人町LV5(商業+225)止まりなので公家町LV6(石高商業+120・公家屋敷2つ)にするのも悪く無い。
- 川隣は治水が25~50程度高い。初期値は治水100・娯楽50・往来50・治安50・武芸50・信仰50。
- 水田(LV6で石高+300・貯水池と大聖堂)がお薦め。灌漑と大聖堂だけでもLV5までいく区画もある。
- 道隣かつ川隣は往来が25と治水が25~50高く、所により治安が25低い。
- 初期値は治水100・娯楽50・往来75・治安25~50・武芸50・信仰50。
- 水田・商人町・武家町と相性が良い。
- ただし治安25の場合は寺町LV6(石高兵舎+120・黄金茶室と大聖堂)公家町LV6(石高商業+120)が無難。
- 道無かつ川無道から離れている区画には往来や娯楽が25低い区画があり、特に奥地では両方が25低い区画が存在する。
- 川も無い場合初期値は治水50・娯楽25・往来25・治安50・武芸50・信仰50。水田も建てられず、商人町向きでもないのでつい武家町を建てたくなるが武家町LV5(兵舎+225・公家屋敷と黄金茶室)か公家町LV6(石高商業+120・公家屋敷2つ)、灌漑可能なら寺町LV6(石高兵舎+120・公家屋敷と黄金茶室)あたりが候補。
- 利水を奨励済みであれば、灌漑によって治水を50増加できる。川隣では治水100~150になる区画もある。
- 場所によっては本山・大聖堂+灌漑だけで水田がLv5に到達できるため、貯水池を建てることなくLv5水田を敷き詰めることもできる。
- 来訪した武将によって、時々いずれかの項目を増加させる汎用イベントが発生する。
- 特化施設や軍事施設を隣接させる。
ほとんどの場合、最後の選択肢を(治水が係る場合5番目も)とることになるだろう。
そして、6項目にはそれぞれ上限があり、施設は必ず項目の平均値を取るため、1つの項目だけ上げてもLv3以上にはならない。例えば、商人町の隣に能楽堂をいくら配置しても、娯楽は200以上にはならない。さらに、道沿いでなければ交易所が建てられない。このため、商人町のレベルを効率よく上げるには、道沿いに交易所、その隣に商人町、商人町の隣に能楽堂…と建てて娯楽と往来の双方をうまく増加させる配置を考える必要がある。
逆に、石高のみ灌漑がある為無節操に拡大可能である。理屈は単純で、川沿いに水田を敷き詰め、各区画に灌漑をし、各区画を満足させるように本山や大聖堂を置き、それらを囲むように水田を置き、またそれを囲むように本山や大聖堂(時には貯水池)を置く…この繰り返しである。
ただしもちろん御役目のためには兵力が必要だし、金銭が得られないとまともに拡張できないので、特に平野ではよく考えて拡大する必要がある。
またこのシステムにより、一部の生産施設(寺町・門前町・南蛮町)は3つのステータスを完璧にしないとLv6にできないため、あえて建てないほうがいい施設が存在する。寺町は信仰・武芸・治水と武芸以外は畑や水田の発展に必要なためまだいいほうだが、門前町・南蛮町はまともに運用することが難しい。
例えば南蛮町は説明では「治安・信仰などに応じて~」となっているが、実は往来も100以上ないと満足しないため、Lv6にするには3つもの特化施設が必要になる。つまり、水田・武家町・商人町の交わるほんの1-2点しか最大限に効果を引き出せない。
同様に門前町は信仰・往来の他に武芸が必要になるため、やはり水田・武家町・商人町が交わる点でしか、単一の効果を持つ生産施設に比べて恩恵を得られない。
また、領地の区画数が限られている関係上、必ずしもLv6を多くすることが最上とは言えない場合もある。
特に水源周りにしか立てられない水田は顕著。例えば水田。水田Lv6には治水/信仰/治安(微量)が必要になる。
水田3つに貯水池・本山・検断所をつけてLv6にした場合石高増加量は300*3で900、6区画を使ったので総増加量は150/マスだが、水田4つに本山をつけて灌漑することでLv5になる場合の増加量は225*4で同値の900、4区画を使ったので総増加量は225/マスとなる。
人口と進出
最初の進出は人口に関係なく主命を達成することで行える。逆に言えばどんなに人口があろうが最初の主命を達成するまでは進出できないので要注意。
以後は領地人口増に伴って進出できる。
最大人口は石高の5倍となっており、石高に応じて領地の最大人口が増加し、石高と商業に比例して毎月の移民量がほんのり増える。
また宿場などでも移民量が上昇するが上限を増やすわけではないのでこればかり建てても人口が増えるとは限らない。
人口が条件を満たすと、領地内の別の地域に進出することができる。コストは金800、労力4。進出コマンドを実行し、その作業が完了すると、建設可能な区域が増加する。
進出コマンドは計6回実行することができる。進出できる地域も6つなので、最終的に全地域を開発可能になる。進出コマンドの条件は以下の通り。
回数 | 条件 |
---|---|
1回目 | 最初の主命達成後 |
2回目 | 人口1300以上 |
3回目 | 人口1400以上 |
4回目 | 人口1600以上 |
5回目 | 人口1900以上 |
6回目 | 人口2300以上 |
兵力
領地から抽出できる兵力は以前作と同様「常備兵(兵舎の2倍)+領民兵(総人口の1/10)」となっている。
領地では道路拡幅や政策などの人口増加策がなく、名所や公家屋敷があっても兵力的には焼け石に水な」ため、常備兵が中心となる。
なお、領地の兵力に上限はないため、その気になれば敵味方の部隊数が3000どっこいのところを8000ぐらいの兵力で暴れまくることも可能。
兵装は拠点開発の影響を受け、そのルールは全国マップとほぼ同じ。ただし上述のように領地の馬の有無は勢力の影響を強く受けるため、必ず初期に配置される砂鉄から配備できる鉄砲鍛冶が中心になるだろう。
城代以後は兵力のみを抽出でき、兵装は持ち出すことができない。このため鉄も馬もない狭隘地に任ぜられると一気に弱体化することも…。
練度
兵力と同時に、部隊の性能を決める重要なパラメーターである練度。これも領地の各施設で決定され、合戦において自身の戦闘力を強化するが、領地がメインの策源地となる家臣時代では重要な点が3つある。
- まず第一に、家臣時代は城主ですらないため「城主/大名の本拠地では練度+20」の効果を受けられず、性能的なハンデが必ず課されるということ。国人衆を襲撃する程度なら問題ないが大名や有名武将への襲撃をする際には気をつけたい。
- 第二に、第一の必然上、家臣時代で上位陣形を利用したいなら10年家臣で過ごす (*1)か名将か猛将+軍略家のいずれかの特性で最大練度を+10しないとできないということ (*2)。
- 第三に、施設「狩場」で最大練度を上昇させられるが、効果があるのは2つまでということ。なので、3つ以上の狩場は無意味であり、家臣時代の練度の上限は80、現実的には50-60 (*3)になる。
内政値と収入
兵糧に関しては、畑の場合はその区域の石高と同数が毎季節、他の施設はその区域の石高の4倍が秋に収められる。どちらも年収は石高の4倍。
金は内政値の半分、木材と鉄は内政値と同数が毎月収められる。
練度は、合戦で使用できる陣形の種類に影響する他、部隊の攻撃力を(練度-40)増加させる。
多くの場合、水田・商人町・武家町・たたら場・製材所は他の複合的に内政値を上げる施設よりも上昇量が大きい。
ただし温泉町・鉱山町は領地であっても高い木産・鉄産を持つ上に領地では上げにくい兵舎を上げられるため、あればそれ専門に領地を構築しても良い。
城代以降のおける領地の扱い
出世して城代以上になっても、領地の収入は城の収入とは別に収められる。量は変わらない。
兵力は、城代時代は領地の兵力+城の兵力となる。兵力としては城主以上だが、練度は城のが適用される上、城主の補正がないために60以上は望めない。
城主になると領地の領民兵の半分が城の領民兵に、常備兵の半分が城の常備兵に追加され、結果的に城の最大兵数は領地の最大兵数の約半分増加する。その上練度補正がある為にとても強力。
ただし、軍事施設の効果(騎馬隊配備など)は所属城には発生しない模様。必要なら作り直そう。
なお、開始時のオプションで領地変更を設定していない場合、出世して所属城が変わっても領地は地名が変わるだけで開発状況は変わらない。
ちなみに、兵農分離などの政策は領地にも反映されるようである。
生産施設と特化施設の組み合わせ
生産施設に隣接して特化施設を建設すると生産施設のレベルが上がるが、生産施設の数との組み合わせによっては特化効果の利益が得られない。
以下の表は、特化施設がそれぞれもっとも効率よくすべての生産施設と隣接している場合の効果を表す。
2区画での比較
生産施設数 | 特化施設数 | Lv. | 効果 |
---|---|---|---|
1 | 1 | 4 | 162 |
2 | 0 | 2 | 150 (75*2) |
3区画での比較
生産施設数 | 特化施設数 | Lv. | 効果 |
---|---|---|---|
1 | 2 | 5 | 225 |
2 | 1 | 4 | 324 (162*2) |
3 | 0 | 2 | 225 (75*3) |
水田1個に貯水池+大聖堂をつけるより、水田3個だけより、貯水池(または大聖堂または本山)1個に水田2個をつけたほうが石高が高い。
4区画での比較
生産施設数 | 特化施設数 | Lv. | 効果 |
---|---|---|---|
2 | 2 | 5 | 450 (225*2) |
3 | 1 | 4 | 486 (162*3) |
4 | 0 | 2 | 300 (75*4) |
水田2個にうまく貯水池+大聖堂をつけるより、水田4個だけより、貯水池(または大聖堂または本山)1個に水田3個をつけたほうが石高が高い。
おすすめの複合施設
効率で言えば基本施設 (水田、商人町、武家町、たたら場、製材所) がいいが、条件によっては複合施設が適した場合もある。
- 鉱山町、温泉町
- 資源による配置制限はあるが、鉱山町はたたら場の上位互換で総合力が高い。温泉町の総合力は武家町や製材所並みで、上げにくい武芸によらずに兵舎を効率よく増加させられる。
- 公家屋敷、公家町
- 複合生産施設は総合力は劣るが、公家町は公家屋敷と組み合わせるだけでレベルが2も上昇するため、手軽に内政値を上げられる。
領地の大きさとその目標数
資源のランダム性は、2017年現在、結局改善されなかったため、家臣プレイでの難易度という形でしかなくなった。
所属拠点によって鉱山や温泉などが決まる為、それらは排した形での目標となる。
・基本的に金の収入は毎月入るので1500~2000もあれば十分。
それよりも兵の多く集めるために米を優先したほうが良い。
・木や鉄は500もあればそれなりに手に入る上、資源はランダム性が高いのであまり高望みをしない方がいい。
木は門前町である程度補充することも可能だが、鉄は資源がでなければ初期配置の1つのみになる。
鉄は資源(鉄&鉱脈)が出なかった場合はどうあがいても500前後、場所によっては200程度になる。購入以外の道はない。
(あくまで一例です)
平野部
平野はもっとも区画が多く、灌漑も右下の一部のみしか不可がない。3つのタイプ中、もっとも兵員を確保できる。やろうと思えば米と兵6000も可能。
目標数:米5000 金1500 兵5000 木500 鉄500
盆地
区画数は98あるものの、上半分には水が曳けないため、下の区画に資源が固まってしまうと米の確保に手間取ることも。
逆に北の方に水源が出ると一気に解消できる。
目標数:米4300 金1500 兵4300 木500 鉄500
山岳部
一番区画も少なく、なおかつ段差の為に相乗効果が難しい地形。正直、家臣プレイでは一番の縛りプレイとなる。
目標数:米3500 金1500 兵3500 木500 鉄500
参考:兵5000で常備兵1万+領民兵
コメント
- 最終更新:2021-03-14 18:06:18