シナリオ:美濃の蝮
- 1542年8月 美濃の蝮
- シナリオ概説
- 開始直後に発生するイベント
- プレイ武将別解説
- 大名プレイ
- 武田晴信
- 長尾晴景→長尾景虎
- 北条氏康
- 山名祐豊
- 里見義堯
- 武将プレイ
- 陶隆房
- 滝川一益
- 三好長慶
- 宇喜多直家
- 北条綱成(城主)
- 本城常光(家臣)
- 固有国人衆
- コメント
1542年8月 美濃の蝮
シナリオ概説
斎藤道三の国盗りの直後を描くシナリオ。
一見すると大内がやばそうだが、すぐにイベントで義隆が意欲を失う(AIが勢力拡大しなくなる)ので実は大した事は無い。同様にAI細川も拡大しない模様。
もちろん選んだ勢力によるが、強大な勢力が存在しないため比較的簡単なシナリオといえるだろう。
- 東北は天文の乱で真っ二つに割れている。1548年8月に両家が存続していて、伊達本家以外でプレイしているとイベントが発生し丸森伊達家は本家に吸収される。
- 松平家は人材豊富だが今川家に従属しており、城も岡崎ひとつしかない。数年たつとイベントで今川家に吸収されるが、その前に織田家に滅ぼされる事もあり、どちらが松平を取るかによって情勢はかなり変わる。
- 本作では長尾為景の没年が1543年に設定されており、長尾家所属の武将プレイ時以外では隠居武将として健在なので注意。
- 武田家と諏訪家、長尾家と上田長尾家の婚姻同盟が破棄されるイベントは他家では発生しない。そのため、武田家が引き篭もりっぱなしという事も。
開始直後に発生するイベント
- 織田家
- 織田家所属の武将:歴史イベント「美濃侵攻」
- 織田信秀:戦国伝(大)「美濃侵攻」
- 武田家
- 武田家所属の武将:歴史イベント「諏訪侵攻」
- 武田晴信:戦国伝(大)「諏訪侵攻」
- 長尾家
- 長尾家所属の武将:開始直後に会話イベント
- 毛利家
- 毛利家所属の武将:歴史イベント「月山富田城の戦い」
- 毛利元就:戦国伝(大)「月山富田城の戦い」
- 北条家
- 北条家所属の武将:歴史イベント「河越夜戦」 (*1)
- 北条氏康:戦国伝(大)「河越夜戦」
プレイ武将別解説
大名プレイ
武田晴信
★「おすすめ」ボタン対象武将
配下がひたすらに強い。甲斐・信濃の人口は少なく序盤の兵力は非常に頼りないが、それをもってしても陣所を利用することで悠々撃退出来る。早々に躑躅ヶ崎館を発展させて信玄のみで周辺国に侵攻、残りは専守防衛が手堅い手となろう。
また、金山が非常に多いことも大きなメリット。木材にも困ることはないため、鉄さえ確保出来れば改修も捗るだろう。道も整備して人口問題を解決したい。
上洛のタイミングは今川の進行具合にもよるが、可能なら先に上杉を潰して後顧の憂いを絶ちたいところ。この際越中か上野を落として信濃と2方面から攻め込むことで、容易に侵攻出来るだろう。
長尾晴景→長尾景虎
創造PKまでの戦国伝の「宥和政策」「為景の死」「景虎起つ」らは発生しないので、1548年12月にイベント「乱世が英雄を求める時、英雄も乱世を求める」が発生すると、強制的に長尾家当主が晴景から景虎に交代され、プレイ武将も景虎に変更される。
北条氏康
氏康と綱成は強いし小田原・河越・韮山と本城3つ持ちで戦力は充実しているが、この時代は家臣がかなり少ない。
とどめをさして人材を補充出来そうな方向から攻めていきたい。
戦国伝は「河越夜戦」から。必要に応じて武家を転封・解体して進めよう。城は2つ増える事も嬉しいが、武田・今川と3年の停戦を結べるのがありがたい。小田原・韮山の兵を前面に押し出せるので、関東の小勢力を併?していこう。
戦国伝「甲相駿三国同盟」は西進する際に邪魔になりかねないので、進めない方がいいかもしれない。
山名祐豊
山陰の名家山名家は3国に跨る領土を持つ地方の中規模勢力である。
城に比べて武将の数が少なく、能力も2流以下がほとんど。尼子と同盟を結んでから三浦、三村などの小規模勢力を滅ぼし、宇喜多直家や明石景親、島村盛実を謀反させれば戦力的に充実していくだろう。
尼子は孤立している津山城を落としたら無視して東進がおすすめ。毛利との戦いで弱体化してからでも尼子攻めは遅くない。
里見義堯
他のシナリオだと周辺国との同盟のせいで思うように打って出られないことが多いが、このシナリオは同盟国がいないので動きやすい。北条と同盟を結びつつ真里谷・千葉を早急に吸収しよう。その後は下総・下野・常陸と攻めて、北条の東進を防ぎたい。
立ち上がりで気を付けないといけないこととして、拠点で木材・鉄が全く生産されないことが挙げられる。製材所や温泉町が建てられそうなら作っておくこと。鉄は椎津城を港町で埋めれば問題ない。
対北条に備え、北関東は街道整備・築城を進めておきたい。武将の質は中々改善されないので数の勝負を狙っていきたい。厳しそうな間は無理せず同盟を続け、北上していこう。
武将プレイ
陶隆房
★「おすすめ」ボタン対象武将
徳山城の城主だが、区画3の城では内政もへったくれもないので、転封する必要がある。
普通にプレイすれば最初のターゲットになる杵築城か手薄になった日隈城だが、しばらく待っていると毛利が比熊山城と翁山城に二正面作戦を行い、かつ比熊山は失敗する。
毛利出陣を見計らって比熊山を空き巣してしまえば、杵築城攻めと家臣一人の推挙で比熊山に転封できる。
後は1551年9月までたっぷりと力を蓄えていこう。イベントは発生しないので自分で謀叛する事になるが。
ちなみに杵築城攻略後は四国に進出し始めるので、提案で切り替えよう。九州・中国どちらを選んでも大友(毛利)は肥大化していく。
滝川一益
★「おすすめ」ボタン対象武将
織田家臣団では柴田勝家に次ぐ能力を持つ。戦法の狙撃も便利だが、鉄砲伝来前なので射撃寄りの特性を活かせない。
他に蜂須賀小六、森可成、政治91の村井貞勝がプレイ候補。桶狭間に寿命が来る佐久間盛重で後継者前提のプレイも良い。
また、特典武将で太田牛一、柳生兵庫助、弥助が選べる。特典武将は寿命を気にする必要がないのが強み。
言うまでもなく織田家はプレイのしやすさが他とは段違い。S2、3なら元服した信長から大筒まで習得できる。
ただし今川家も伸長速度が速く、信長の家督相続までに濃尾から甲信まで領土を広げる可能性が高い。
特に清洲織田家は織田-今川が同盟を結ぶと真っ先に滅ぼされる。保護したければイベント作成しかない。
三好長慶
史実では後に細川家に謀反を起こす長慶は、この時はまだ細川家に属する和泉国岸和田城の城主である。
細川家は多くの武家を抱え、加増による家中の勢力拡大は望めないため、史実に近い主家乗っ取りは望めない。鈴木家や河内畠山家を自領として本州に確固たる領土を築いてから他家への寝返りや独立を狙おう。
宇喜多直家
大名は浦上政宗のため、イベントは発生しない。
まずは三村・三浦を滅ぼし、家臣を推挙して備中高松城を得よう。
その後はやや強引にでも毛利へ。勢力が小さいうちに倒すこと、毛利三兄弟を配下に加えることが目標。
浪人では清水宗治も登場。花房正幸・竹内久盛ら剣豪もおり、盤石の体制となるだろう。
余談だが、浦上家は赤松家に従属している。
浦上家配下として勢力拡大し、30国以上制圧すると従属エンドとなる。
セリフなどもやや特殊なので、気になる方は是非。
北条綱成(城主)
北条家臣では河越夜戦イベントは実質発生しない (即座に武田と同盟を組んで終了)。
関東の両上杉や古河公方らが長期同盟を組んでおり、超級上級では開幕から河越・江戸を攻められ、ほどなく真里谷を処理した里見も北上して消耗戦に持ち込まれるので耐えられない。河越・江戸・三崎のうち2城は落とされる覚悟が必要。
玉縄城は綱成一人なので開発もままならず、氏繁の元服には9年ほど待たなければならない。開始時点で宗家にも部下が2人しかいない。
なお、城主ではなく家臣で始めると敵の攻撃アルゴリズムも変わるようで、プレイヤーのいる城を集中攻撃してそれ以外は放置気味なので、城主で開始プレイより難易度は低いかもしれない。
本城常光(家臣)
本城はこのシナリオのみ大内家所属 (山吹城小笠原長雄家家臣) となる。
位置的に任務は尼子家攻略となるが、そこは毛利と丸かぶり。大内家は距離的な問題でほぼ石見勢のみで戦うことになるので、毛利に対して不利。大内家が三刀屋は落とせても月山富田城攻略に難儀しているうちに毛利家は備後を平定して出雲をかっさらっていく可能性のほうが高い。そうなると次の攻略先は伯耆・美作になるのでますますやりにくくなる。
その毛利家は大内家に従属しているが、吉川小早川を吸収したあたりから(?) 大内と無期限同盟に切り替わる。
大内家臣プレイだと大寧寺の変イベントは発生して大内義隆は死ぬが厳島の戦い以降は発生しないので、大内家の滅亡とはならないが、かわりに毛利との同盟関係はずっと続いてしまうことになる。
毛利の佐東銀山城熊谷、吉川吸収後の日野山城吉川はほぼ確実に他家に寝返るので寝返った隙にこちらが攻略するのが理想。ただし、開始時点で大内本家に武将は2人しかいないので、その熊谷や吉川が再び城代に任じられる可能性が非常に高いため、さらに寝返り返される危険が。
などと家臣でプレイするには難易度がかなり高いが、上述のように攻略に時間がかかるため勲功も増えにくく、自分の提案を通すのも難しい。
すなわち、一言でいうと他のシナリオや武将 (場所) を選んだほうが良い。
固有国人衆
国名 | 地名 | 武将名 | 登場年 | 没年 | 備考欄 |
---|---|---|---|---|---|
羽後 | 本堂 | 本堂忠親 | 1521 | 1599 | |
陸中 | 岩崎 | 和賀義勝 | 1522 | 1575 | |
陸前 | 陸前黒川 | 黒川晴氏 | 1538 | 1599 | |
北越後 | 水原 | 本庄房長 | 1509 | 1544 | |
常陸 | 行方 | 愛洲宗通 | 1534 | 1590 | |
甲斐 | 岩殿 | 小山田信有 | 1534 | 1552 | |
身延 | 穴山信友 | 1521 | 1560 | ||
遠江 | 井伊谷 | 井伊直盛 | 1521 | 1560 | |
越前 | 鰐淵 | 富田景政 | 1540 | 1594 | |
北近江 | 朽木谷 | 朽木稙綱 | 1513 | 1549 | |
伊賀 | 伊賀 | 百地三太夫 | 1532 | 1591 | |
大和 | 越智 | 越智家増 | 1534 | 1577 | |
柳生 | 柳生石舟斎 | 1542 | 1606 | ||
興福寺 | 宝蔵院胤栄 | 1536 | 1607 | ||
紀伊 | 十ヶ郷 | 土橋重治 | 1541 | 1595 | |
根来 | 津田算長 | 1514 | 1568 | ||
北肥後 | 菊鹿 | 隈部親永 | 1531 | 1588 | |
菊池 | 菊池義武 | 1520 | 1554 | ||
大隅 | 蒲生 | 蒲生範清 | 1539 | 1574 |
コメント
- 最終更新:2021-12-22 21:41:42